シェフを目指す人が通うアメリカでも有名なCulinary Institute of Americaに行かれてた友人と話をさせていただいた。
ILP(インテグラルライフプラクティス)の実践でも食実践は重要で、私たちは口に入れるものからエネルギーを得ているわけで、食実践のヒントをたくさんいただけた。
まずは、食材に耳を傾けること。食材1つとっても、みずみずしさや、硬さなど異なっているわけで、その時に適した食材を使う。
一方食べる方の状態にも耳を傾ける。家族だったり、自分だったり。
早速実践してみようと、今日はシチューを作った。
暖かくなってきたものの、夜の私の書斎は少し寒く、中から温まりたいという声によってつくった。
食材は、じゃがいも人参、いつも単に大きさや痛みぐらいしか見ていなかったが、今日は色とか、肌触りとか、匂いとか、そのあたりで直感的に選んでみた。
ここに時間をかけると、改めて野菜をいただける嬉しさと有り難さを感じる。
煮込む際はいつもより野菜たちを見守り、丁寧に料理をして、食す際も食べる瞑想をすると、料理すること、食すこと1つとっても、とても心が穏やかになった。
四象限でいえば、右上象限として栄養価ももう少し意識してみたい。
左下象限かつスピリットの実践として、縁起という観点でどのように大地から生まれ、どのような経緯で運ばれてきたのか、そのあたりまで意識をもっていたい。
そういえば、話が終わった後、メッセージのやり取りの中で、日本のマザーテレサ、佐藤初女さんの話題があがった。
90歳を過ぎても森のイスキアで、手料理をふるまいながら、悩み問題を抱える人たちの話を聴いた。
佐藤初女さんはこんなことをおっしゃっていた。
「その人がおいしいって感じたときに心の扉が開いてみなさんが話し出します。そうすると自分で自分の答えを見つけるんですよ」
まさにコーチの姿そのものだった。
私の母も節目節目で、赤飯を炊いてくれてたことが、実は私にとって喜びだったことを思い出した。
食事1つとっても、丁寧に向き合っていたい。
2021年4月12日の日記より
2021年4月15日