朝8時。加藤さんからの音声ファイルを聞いた。
すごく興味深いことは、「日常の色んなパターンを見直すこと」。
それは自分の話す言葉1つそうであるし、習慣化された言動、色んなことにいえる。
パーソナリティというのは、日常の行動や言葉や態度を通して顕わる心理的な特徴や傾向であって、タイプ論的には、異なる特徴を統合していくことに発達のヒントがある。
私もちょうど昨日友人との対話によって、ポモドーロ・テクニックを何年ぶりか、再開した生活を始めてみた。
これも小さいが1つ私にとってパターンの見直しの1つ。
自分が何に時間を使っているかつけていくと定量的に見えてきて、これが面白い。
今私のテーマになっている父性と母性の統合に向けて、父性を取り戻していくプロセスにもなると思えた。こういった日常の小さな習慣と意識から変容を促していきたい。
今「取り戻す」という表現をしたが、これが内化といえるかもしれない。
ウィルバー「外化」(evolution)と「内化」(involution)は1つの観点としておもしろい。
外化とは差異化して統合する、まさに発達のプロセスそのものなのだが、内化というのはこれまでなかった観点で、自分の根源に立ち返っていくことを通じて発達するもの。
内化は、もともと潜在的にあり、自分の根源に立ち返ること。父性も母性も誰もがもっているので、取り戻すとは言葉をかえると立ち返ることだと解釈ができそうだ。
内化でいうと、たとえば、パーソナリティ的、私は阿世賀家の4人兄弟の末っ子で育ってきたというところに自分の根源を感じている。
兄に感化され、実は兄も私に感化された経験は、自己と他者が相互発達的であり、自己と他者の2分をなくすところはここにあるようにも思う。
また、発達構造でみると、過去の発達段階は、含んで超えるのだが、その際残り続けている部分もあるわけで、それを深めていくことも内化といえるのかもしれない。
さて、今日は大樹さんの処女作が書店に並ぶとのことで、久しぶりに本屋に行ってくる。
自分の本ではないが、なにか自分の本が出るかのように嬉しいく、こんなにも本屋にいくのが楽しみなのが不思議でしかたない。欲しい本も30冊ほどリストがあり、新しい出会いを楽しみたい。
2021年4月21日の日記より
2021年4月22日