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日記「あじわい」

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若松ゼミの入り口に立つ#413

今しがた、兼ねてより行きたかった若松英輔さんのゼミを申し込んだ。

今まで何度も申し込もうと思っていたが、見るたびに日程が合わず、いよいよ申し込めたので、より一層楽しみである。

入会課題:The book 私の大切な本

入会課題として、The book(一番大切にしている本)について、簡単に文章を提出することになっている。

【入会課題】問2でご回答いただいたThe Book (一番大切に感じている本)について、どの点が一番よかったか、共感したかについて400~600字程度でお書きください(文字数が多い場合や少ない場合は、再度ご提出をお願い致します。あらかじめご了承下さい)。

一番大切にしている本なんて、なんと難しいのか。。。

その時折によって、異なってくるため、今日、今この瞬間の私にとって大切な本ということで、ジョアンナメイシーの「アクティブホープ」にした。

提出した文章を残しておきたい。

私という人間は、これまで大きな智慧の中で、喉を潤す幸運を与えられてきました。
その中で、ジョアンナの「アクティブホープ」は私に、使命と、慈悲と、勇気の3つを与えてくれました。

私は、人の内なる世界の平和をつくるために、対人支援者として、人の意識の成熟に向けた支援をしてきました。

そんな中、私と似て、内面世界を探求する多くの仏教徒を非難する彼女の次の言葉に、私の身体は雷を打たれたような衝撃が走りました。

「仏陀は、自我からの脱却を言っているのに、世界から脱却してどうするんだ」

私自身は、自分や、自分の声が聴ける範囲での救済に留まり、いまだ聴かれぬ声、これから生まれてくる生命たちの声の救済を忘れていたことに気がつかされました。

読み終えた後の静かな夜、啓示の如く、自分がこの世に存在することの願いが降りてきました。

「地球を癒すために、この命を捧げたい。」

そして、そのための洞察も彼女は教えてくれました。

世界を癒すために、世界の痛みを大切にするという慈悲と、感じた悲痛から前に進む勇気へと転換させていく知恵です。

これが今の私の思想を形作ったくれた私のThe Bookです。

若松ゼミを通じて

課題にもないことだが、若松英輔さんのゼミを通じて、私は次の2つの力をゆっくりと涵養させたい。

①目の前のことから何かを汲み取る力
②意識と言葉を深め、内なる私から言葉を紡ぐ力

①は、本は無限に広がっていてきりがないから、数は少なくていいので、大切な名著から、大切な何かを汲み取りたい。

転じて、私がリフレクションジャーナル(日記)を一時期毎日のように書いていたころから思いは変わらず、本以外にも日常の中から何かを汲み取りたい。

そのためのトレーニングとしても、今回は本という媒体を通じて、汲み取る力を高めてみたい。

②は、特に事前課題や対話の時間を通じて、声にならない声の「代弁者」という私の人生のrole(役割)に磨きをかけてみたい。

ああ、こんなにも心躍ることに出会えていることが、とてもありがたく幸運である。

2022年6月3日の日記より

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