
尊敬してやまない中村哲さんの映画「荒野に希望の灯りをともす」を観てきた。
だめだ。
言葉にならない。
これほどまでに何かを訴えてくることがあるだろうか。
中村哲さんに呼応して、ひとつの詩を残しておきたい。
「一隅を照らす」
与えられた いのち
支えられた いのち
受け継がれた いのちこのいのち
一体何に使うのか
考えざるを得ない今までしたことも
今していることも
必要だとわかっているがどうしても
考えざるを得ない
心の声が 大きくなるこたえは
すぐに
出るはずがないあるいは
生涯抱え続ける
問いにも見えるこの目にうつる
悲しみに
目を背けず声にはならぬ
何かの呻きを
心に刻みいのちを燃やすことで
絶望を希望の灯りへと
小さく照らして生きていきたい
2022年9月10日の日記