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日記「あじわい」

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今日もクライアントさんとの継続セッション。
ビジネススクール時代からお付き合いがある友人。

自分にとって一番ときめくのは「自然」とのこと。
そこに自分にとって大切なエッセンスがつまってそうとのことで、思い出すことにした。

優しく目を閉じて、一緒に過去の最も感動したときの出来事を追体験する。

白馬の山を、仲間と一緒に1日かけて登りだす。
そこからの話は色々あって、その中でも、最も心が動いたのは、山頂でみる日の入りの光景。

言葉にできない美しい光景に、何もかも忘れた。
こんな景色2度と見れない。
ここだけにしかない。

日の入りするその時間、100人もの登山者が全員が見惚れる。

このときの天候、気温、色んな要素があって、
参加者みんなで分かち合う空気感、
そういった組み合わせの妙があって偶然生まれたものであった。

見終わると、何か小さいことにとらわれなく、執着しなくなる。
マインドフルになれる。

そんな話をしてくれた。

そして、自然を使って、マインドフルになれる、人が成熟できる機会をつくっていくことになった。

私も何か大切なことを気付かせてくれたように思う。

私自身も、屋久島でトレッキングして味わった感覚、竹田城へ雲海の中日の出を見たあの感覚を思い出した。

これがインテグラル理論にある非二元(ノンデュアル)の一なる意識状態(ユニティコンシャスネス)に近いのかもしれない。

山頂までの登山で、十分に自然の恵みを受けながらマインドフルになる。
山頂での日の出、日の入りのゆらゆらするに明かり、光が自分の中に入ってくる、あるいは自分が光の中に入っていく感じ。

きっと瞑想だけではまだまだたどり着かない状態なのかもしれないが、登山のプロセスと大自然という環境から、そんなことを体験できるのかもしれない。

仏教の中の修行にも、1000日間山道を歩くという難行もある。
玄奘さんは、インドへの道中もまさに修行。

今年は少なくとも1度はその登山の機会をつくりたい。
少なくとも、今日のクライアントさんの企画には私自身も参加したいと思う。

2021年2月4日の日記より
2021年2月18

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