朝6時30分。
ここのところ、実家にいて、毎朝庭をじっくり観察している。
ここでは、鳥のさえずりもひとり暮らしの家よりよく聴こえて、ウグイスの鳴き声まで聴こえる。
庭の木は、昨晩の雨が残っていて、気持ちよさそう。
植物はたった1日でも、変化している。
ワイルドストロベリーは、昨日見なかった白い花が咲いていて、こういう変化を見ると嬉しくなる。
玄関前にあるあじさいは、早いものは花が開こうとしている。
あじさいは、土が酸性かアルカリ性かによって咲く色が異なる。人間も今の土壌によって咲く色が異なるのだろう。
詩人の坂村眞民さんにあじさいの詩があるが、毎日少しずつまるくなろうとして、昨日より新しい色になろうとしている。
別の木は、葉が欠けている。と思っていると葉の裏に、青虫を発見した。
青虫もさなぎになって蝶になる。
ここも発達理論を象徴しているかの現象に思う。
発達は「死と再生のプロセス」と言われて、じゅくじゅくに身体を溶かして蝶になる。色んな生命も、このプロセスなくして発達はないのかと感じた。
植物も虫も、毎朝みて変化を感じるが、私自身は、客体化することが難しく、自分自身の変化を感じにくい。
そういえば、エールで3ヶ月に1回、働いている者同士フィードバックをし合う機会があって、そこで話し方や佇まいに変化を感じたと何名かから記載があった。
どんなときにどう感じたのだろうか。きいてみたい。
諸行無常で、変わらないものはない。
身の回りの変化も楽しみつつ、私自身の変化も楽しみたい。
2021年5月20日の日記より
2021年5月24日