現代社会は、多くの情報に触れるが、見えないものをよめてはいない。
「よむ」というのは、何も文字を追うことだけではない。
空気をよみ、こころをよみ、行間をよむことができる。
本を100冊読んだ。こんな名著を読んだ。
そんなことはよい。
あなたの内なるあなたは何を語っているのか。
本は、書かれたときに完成するのではなく、読まれた瞬間に何かを創造している。
読み手は、本から言葉の奥にある意味を「発見」し、さもなければ気づかれずに素通りされた言葉の「命」を称賛する。
その役割があるのだ。
現代社会は、多くの人と会話をするが、話を聴いていない。
「きく」というのは、何も耳できくことだけではない。
きくことは、心で、魂で、全身できくことができる。
セッションを100回した。こんな人とセッションをした。
そんなことはよい。
あなたの内なるあなたは何を語っているのか。
セッションは、話されたときに完成するのではなく、聴かれた瞬間に何かを創造している。
聴き手は、話し言葉の奥にある意味を「救出」し、さもなければ気づかれずに素通りされた言葉の「命」を称賛する。
その役割があるのだ。
2022年1月26日の自由詩#1より