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日記「あじわい」

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夜23時50分。

今日も朝から色んなことがあった。

ニュースをみて悲しくなったり、新しい方とのMTGに心喜んだり。

こうやってジャーナリングすることは、当初は1日を丁寧に生きたいと、1日も流さず味わいたいと思って始まったわけだが、もはや1日の中での変化は大きく、今この瞬間のスナップショットを書いているに過ぎない。

私の1日を書くのではなく、今この瞬間に思うことを残す。そんなふうに変わってきている。

ものごとは流れのままにあり、私というものも変わり続けている。

まさに色即是空空即是色。

先日オンライン学習サービス様で講師として撮影したものも、今になってああ言えば良かったな〜と思うことはある。最近でいうと、ガンディーの話入れたかったな〜とか。

ただ、どこまでいっても、あのときはあのときなりのスナップショットでの私の作品である。

今撮っても今のスナップショットの作品である。

それが繰り返されるに過ぎない。

そもそも私とは何なのか?

それ自体もあってないようなものに思える。

この時代、この国という環境下の中で、さまざまなシステムの中で相互作用しながら私というひとつの生命が形成されている。

どの瞬間を切り抜いても、その一部が出るに過ぎない。

私が私がと、とらわれぬほうがよい。

今はどちらかというと、今この瞬間、未規定なものの中から、私という人間を通じて、何を表現したがっているのだろうか。

そんなことに耳をすませてみたい。

今日はこういった内容を書きたがっているようだった。

2021年8月21日の日記より

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