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日記「あじわい」

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石垣島リトリートDay2「石垣島がくれたギフト」#334

時刻は23時5分。

石垣島リトリートDay2が今終わろうとしている。

この夜が、リトリートの夜になる。そう思うと夜空が見たくなって、見てみる。

空は今朝と同じように一面雲で、雲の裏から月の輝きが薄り透けている。

今日も、今日しかない私の内側に湧き起こったことを、追体験するかのごとく、再び感じながら残していきたい。

瞑想時に流れたEssie Jainの「O, I Love You」を聴きながら。

6:20 サンライズを迎える

今朝はサンライズを見るために、朝6:20に出発して、浜辺に向かうところから始まった。

今日の天候は雨模様だが持ちこたえてくれて、空一面雲の中始まった。

なかなかきれいなサンライズではないが、どんな雲も後ろは銀色ならぬ赤色に輝いているのがわかり、雲を挟んで、太陽を迎える。

すると、雲の隙間から、天使の梯子が現る。

太陽の恵みへの感謝とともに、今日一日が始まった。

6:50 501回目のビーチクリーンから生起される自己のテーマ

今日も昨日に続き、ヒデさんとともに、この浜辺でビーチクリーンを行う。

不思議と瞑想のような感覚で、何も考えず、ただただ無になって拾う。

時間を区切らないと、やり始めるととまらない。

朝一番に、自分と地球を癒やし、感謝するところから始まる。

これはいつもとは違う満たされる感覚がある。

これまでしているいつものルーティンは、自分の身体から目覚めさせることから、メディテーション、探求時間をとっている。

My morning routine practice#310

朝一番から自分の好きなことをして、朝一番に満たされるようなことをしているが、どちらかというと、これまではあくまで自己に閉じるような実践であるように思う。

それはそれで大事なのだが、何か今外へ外へ行きたがっている感覚が強い。

まだまだ閉ざされた内的変容にとどまり、社会変容には繋がっていないのではないか、と。

だから、私という人間をもっと世界に明け渡していきたい。

これはきっと、人生そのものが、30代をかけて私に与えようとしてくれている試練とギフトに思う。

それが、今朝、いつもとは違う感覚なんじゃないかと思う。

10:00 ヨガからのホ・オポノポノ。

それから、10時からは悠一さんのパートナー、まゆさんのガイドによるヨガ。

めちゃくちゃ楽しみな時間だった。

久しぶりのヨガでもあるし、今まで私がやっていたのはホットヨガや自宅で、この石垣の地で、このお宿で行うヨガによって、自分の中で何が起こるのか、楽しみだった。

なによりもう長年ヨガのインストラクターをしてきたまゆさんのヨガを受けれられることが嬉しい。

今日のリトリートメンバーの良い意味でのわんぱくさも滲み出て「ひぃ〜」という声が出れば、「頑張れ〜」という声も場に出て、我々らしい楽しいヨガになっていった。

笑いながら、ゆっくりと汗が吹き出てきて、1時間が経ち、シャバーサナへと移る。

昨日4時間しか寝ていないこともあり、シャバーサナのほんの5分ほど、寝ていたように思う。

ゆっくりと身体を起こすと、引き続きまゆさんの素敵なガイドによって、「ホ・オポノポノ」という祈りが始まった。

着座し、目を閉じる。

曲とガイドは、天から響くような声だった。

Carrie GrossmanのThank You。

大切な人を思い浮かべ、「ありがとう」を伝える。

大切な人を思い浮かべ、「ごめんなさい」を伝える。

大切な人を思い浮かべ、「許してください」を伝える。

大切な人を思い浮かべ、「愛しています」を伝える。

内から感謝が溢れ出て、涙がこぼれ落ちた。

今、この瞬間も、このジャーナリングの手をとめ、目を瞑ると、自然と微笑み、温かい気持ちになる。

深く深く深く・・・

5分ほどの、「ホ・オポノポノ」が終わり、余韻に浸り、このまま深く深く瞑想を続けていくことにした。

周りの音は、マットを片付ける音や、この和室から去るきしむ音が響く。

そのどれもが、愛おしい感覚だった。

4歳と0歳の子どもたちのはしゃぐ声も、愛おしい。

この子たちのために生きたい。

時折くる静寂は、ゆっくりとテラスの木にあたる雨音が身体に響き渡り、私を甘美な世界へ連れて行ってくれる。

その雨音さえも愛おしい。

心地よい風は、私と世界をつなげてくれるようだった。

自然と涙が、1粒1粒、丁寧にゆっくりと、頬をたどっていく。

口へ来たり、顎にぶら下がったり。

鼻水もようこそ。

また新しく生まれ出る涙もようこそ。

そうやって深く、深く一体となる瞑想は、どれくらいしていたのだろうか。1時間くらいしていたかもしれない。

今思うと、いつまで続くかわからないこの深い瞑想に、リトリートメンバーが何も言わず、見守っていてくれたことも有り難い。

普通なら、「ね、そろそろご飯食べるよ〜」と、呼び起こされてもおかしくない。

これが大事な時間なんだと、言葉ではなく、場から感じ取って尊重し合えるメンバーだと、今書きながら噛みしめる。

今この経験を振り返り、「感謝」の偉大さをものすごく感じている。

この感覚が、この島がくれたもっとも大きいギフトかもしれない。

感謝はこんなにも私の内面を温めてくれ、エネルギーを与えてくれ、世界を愛おしくさせてくれる。

それは特別の日にするのではなく、日常の中に溶け込まれ、感謝に始まり、感謝で終わるように。

ボディ、マインド、ソウル、スピリットが繋がったメディテーション

それから、毎日しているメディテーションとは全く異なることも残していたい。

毎朝、同じように慈悲の瞑想もしている。

違いは、一言で言うならば、この瞬間においては、身体、心、魂、スピリットが繋がったメディテーションだったように思う。

昨日のマーペー、フラダンス、島サウナ、今朝まで続くビーチクリーン、ヨガ、そしてこのメンバー、この宿、島を通じて感じる自然界、すべてが身体の実践であり、心の実践であり、魂の実践であり、スピリットはいつもあった。

この感覚はとても大事にしておきたい。

そしてここをもう少し探求するために、場を変えていくこと、プラクティスを変えていくことも試していきたい。

12:30 昼食からのゲストやメンバーとの対話

それから、今日もまいこさんの手配で、素敵な食事をいただいた。

まいこさんの友人はおもしろい方ばかりで、今日も素敵なゲストもきて、色んな話を楽しむ。

私は、4歳の子どもと戯れる。

15:00 出雲大社先島本宮からのフラ練習

それから、宿のすぐ近く、歩いて5分のところに出雲大社の先島本宮があることを知り、すかさずお参りする。

その後、16時頃から明日の奉納に向けてフラの練習。

短い時間で終えることに、私だったらもっと長く練習するだろうと思い、ここに何か練習すれば上手くなるという固定観念が息づいていることをこの瞬間も感じた。

短い時間、少ない回数だからこそ、より集中して行う。

これも小さな気付き。

19:00 インド料理を楽しみながら対話を楽しむ

それからゆっくりと一人の時間をとって休み、19時からインド料理をいただく。ここでも、とっても素敵な料理。

面白い話もたくさんあった。

■ハワイ島は、同性愛者マーフーが重要な役割を担っていること。

ハワイでは男性・女性、そして第三の性「マーフー」が認知されていて、すべての性別にはそれぞれの役割が与えられていた。

“中間”の性マーフーは強いマナ、スピリチュアル・パワーを持ち、ヒーラーや文化伝統継承者としての役割を担ったとか。

■心の若さ

それから、話していた感じたが、ロドさんもルミさんもまいこさんも心がとにかく若いこと。

私もこのような歳の重ね方をしたいとしみじみ感じた。

あげればきりがないが、対話、片付けは23時まで続き、今に至る。

さあ、明日はいよいよビーチでサンライズ奉納フラダンス。

前夜祭をいれて、この3日、この島から受け取ったもの感謝を感じ、奉納したい。

感謝に始まり、感謝に終わる。そしてまた感謝に始まり、感謝に終わる。

ありがとう。

2021年11月13日の日記より

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