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日記「あじわい」

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聴くと読むは、話すと書くに劣らない創造的な営み#388

現代社会は、多くの情報に触れるが、見えないものをよめてはいない。

「よむ」というのは、何も文字を追うことだけではない。

空気をよみ、こころをよみ、行間をよむことができる。

本を100冊読んだ。こんな名著を読んだ。

そんなことはよい。

あなたの内なるあなたは何を語っているのか。

本は、書かれたときに完成するのではなく、読まれた瞬間に何かを創造している。

読み手は、本から言葉の奥にある意味を「発見」し、さもなければ気づかれずに素通りされた言葉の「命」を称賛する。

その役割があるのだ。

現代社会は、多くの人と会話をするが、話を聴いていない。

「きく」というのは、何も耳できくことだけではない。

きくことは、心で、魂で、全身できくことができる。

セッションを100回した。こんな人とセッションをした。

そんなことはよい。

あなたの内なるあなたは何を語っているのか。

セッションは、話されたときに完成するのではなく、聴かれた瞬間に何かを創造している。

聴き手は、話し言葉の奥にある意味を「救出」し、さもなければ気づかれずに素通りされた言葉の「命」を称賛する。

その役割があるのだ。

2022年1月26日の自由詩#1より

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