時刻は23時55分。
今週末の無意識な偏見(アンコンシャス・バイアス)の研修について、資料のアップデートをしていた。
ややこしい話を講座ではしないため、ここの場で、少し出しておきたい。
改めて偏見を調べてみた。
かたよった見方・考え方。
ある集団や個人に対して、客観的な根拠なしにいだかれる非好意的な先入観や判断。
ここで、疑問に思う。
客観的とは何をもって客観なのだろうか?客観などあるのだろうか。
根拠とは何をもって根拠なのだろうか?
科学でさえも、価値中立なものがなく、可謬性があるため、その根拠の妥当性、信頼性は、信じるに値するものなのか?
非好意的とは、どの尺度をもってなのか?
ここまで疑い続けると、もはやすべて偏りだといえる。
それが善か悪か、なにかをもって偏っている、偏っていないかは、文脈によって変わる。
その文脈をどれほど多面的に洞察できているか。
ここが重要なのだろうと思う。
全知全能ではない人間では、どこまでいっても偏っている。
それでも、どれほどの多面的に洞察を得ているか。ここに私は関心がある。
時間軸的にも空間軸的にも、どこまで考慮できるか。
所詮限られているものの、少しずつ少しずつ広げたいいきたい。
2021年11月22日の日記より