連日オリンピックを見て、仕事仲間ともその話をよくする。
今日も昼食を取りながら、卓球の3位決定戦。水谷選手が勝利して見事銅メダルをとった。
「一球一球最後だと思って打ちたい。」
水谷選手のその言葉にしびれる。
私にとっての直近ある試合は、月曜日、とある動画ラーニング会社さんにて、講座の撮影をする時間になる。
私も、この講座テーマで同じように話すのは最後にしたい。という意気込みでいきたい。
アスリートと同じく、自分にとって、フロー体験はどのようなもので、何がフローへの入り口だったかを思い出してみたい。
思い出すのは、イベントMCをしていた頃の、始まる直前の感覚。
今回の講座に近いものでいえば、とある行政のコンペのプレゼンの場かもしれない。
5000万のコンペで、社をあげたコンペ。
あのときは、徹底的に準備をしていた。
20分のプレゼン時間、1分あたり400文字計算で、合計8000文字のトークスクリプトを寝ながらでも話せるくらい暗記。
自分が話しているイメージ、きいている審査員の表情や頷き、このあたりもイメージした。
ある程度リラックスしながらも、失敗できない適度な緊張感。完全にゾーンへ入る準備が整っている。
ここまでやると、もう言葉は自動的に出てくるので、私の頭のメモリはフルで審査員全員の表情に意識を向けた。微細な表情を掴まえてセリフを多少変えてチューニングする。
20分のプレゼンと10分の質疑応答に、どんな感情とかほぼ記憶がない。
ただ、おわった瞬間に充実感は半端なくある。
こう思うと、今週の講演に向けても、そういった準備を整えていこうと思う。
2021年8月7日