瞑想を実践している友人から「食べる瞑想」を一緒に体験させて教えていただいた。
食べる瞑想は、洞察瞑想を手軽に実践する際のエクササイズとしてよく紹介される。が、実際にやってみたことはなかった。
友人曰く、いつでもマインドフルに切り替えるために、食べる時、歯を磨く時、信号待ちの時、いろんな時に目を閉じて意識を集中瞑想を行えるとのこと。
私もいつものルーチンのメディテーションに加えて、今日から食べる時に瞑想をすることにした。
去年から1日2食の生活で、今日は2食とも実施した。
まずは、食さず観察から。
いつもでは気づかない細部まで目を向ける。
ひじきは同じ黒でも全然違う。光の辺り具体でも違う。
この形おもしろいな〜。
などと思う。
そして、その食べ物が、どこの産地で、どんなふうに育ち、どのように収穫されて、どのような経路でここまでたどり着いたのか、思いを巡らす。
そして匂いを嗅いでみる。
なんとも表現しえないその食材固有の匂いをあじわう。
そして、口に運ぶ。噛めば噛むほど味が変わるのがわかる。
砂糖をひかえたからか、今日のひじきは甘さが控えめだなと思いながらも、ひじき本来の味や食感がある。
キャベツは、分厚さによってこんなに食感が違うのか。
ドレッシングをつけていないのに、なんでキャベツはこんなに美味しいんだろう。
細いとなお美味しい。
唾液の量も違い、体内にはいっていくのを感じる。
これが血となり肉となるのだと思い、身体の調子が良くなる気がする。
食事1つとっても有り難さを感じる。
生かせていただいているんだなと感じる。
これまで食事の時は、動画を見ながら食べるがルーチン化されていた。
もちろんそういう日もあっていいだろう。
だが、今日の感覚はながら食いでは感じれなかったことだ。
人間が1秒間に感じ取れる情報が限られている中で、
何か1つに集中すると、同じ行為なのに、これまでと全く違う感覚があることを改めて感じた。
しばらくは、食べるときの瞑想をしながら、それ以外にも、意図的にいろんな場面で瞑想を試して、いろんな感覚を感じ取ってみたい。
2021年2月2日の日記より
2021年2月3日