一瞬一生の会の有馬さん、加藤さんのダイバーシティの勉強会がとても学びになった。
インテグラル理論の応用という意味で、有馬さんの資料はお見事だった。
ダイバーシティというのを、自分がどう認知している、意味づけしているかというのは、かなり多様なものがあること実感した。
今のウーマノミクスは、オレンジ段階の思想が出ていることも深く共感する。
これは性別だけではなく、あらゆる切り口があるわけで、
マイノリティの人が安心できることが重要となるわけだが、
インテグラル理論の「すべてのものに正当な居場所を与える」というのは、多様性そものかもしれない。
マイノリティの人というのは、誰もがマイノリティという点を秘めている。
切り口は性別だけでないからだ。
さて、どうだろうか。
かなり大雑把にいうが、ダイバーシティに2大課題があるように思う。
インテグラル理論の発達段階の言葉を借りると、
第一課題は、アンバー・オレンジパラダイムから、グリーンへどう発達していけるか。
これは、マイノリティの人たちが「聴いてもらえた」「受けとめてもらえた」と思えるような社会。それには、聴き手側が自ら聴いているようで、聴けていなかった。
制度ばかりで、ひとりひとりの実存に触れていなかった。ということに気付けないといけない。
そして、第二課題は、そのうえで、グリーンからティールへの発達。
真にマイノリティの人たちが「居場所がある」と思えるのは、ここの段階にいってからだろう。
それは、第一課題で聴けても、二律背反、矛盾を抱えたままだからだ。
ティール組織の難しさも、この2大課題は共通してあるだろう。
私自身はまだまだ統合的な意思決定ができていない。
そのまま寝かせるしかない。。。熟す時をまって。
それでも、どうにかこの矛盾を乗り越えることができるんだということを信じていたいし、それに挑みたい。
それこそが真に「すべてのものに正当な居場所を与える」ということだと思うからだ。
2021年6月2日の日記より
2021年6月3日