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日記「あじわい」

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恒久構造(enduring structure)と移行構造(transitional structure)#204

久しぶりに三田が誇る小山ロールを食べている。
めちゃくちゃ美味い。

クライアントさんが、今日はセッションをオンラインではなくリアルでしたいと、わざわざ大阪から三田まで来てくれて、差し入れまでくれた。

三田の自然に触れながらセッションすることは、身も心も晴れていくようで本当に良い場所に思う。

さて、さきほど、インテグラル心理学の注釈を読んでいたのだが、この注釈が本当に面白い。

今日は構造(structure)の詳細について。

恒久構造(enduring structure)と移行構造(transitional structure)

まずは、1つ目の切り口は、恒久構造と移行構造。

恒久構造とは、名の通り一度出現すると、その後の発達においても残り続ける構造のこと。高次の構造の中へ内包される。

一般的に書籍の中で扱われいる概念になる。

一方、移行構造というのは、高次の発達によって置き換えられる傾向のある構造。

たとえば、道徳の発達。

一度道徳レベルが上がれば、下がらない。

イメージとしては、恒久構造のほうが波のようなもので、移行構造のほうが構造(structure)のように硬いものだろうか。

段階の4つ種類

また、別の切り口で、ローレンス・コールバーグ、シェリル・アーモン、(マイケル・コモンズ編集)のBeyond Formal Operations(未訳)では、3つの種類にわけて、ウィルバーはさらに1つ追加して4つにわけている。

1つは、「エピジェネティック(epigenetic)」な段階モデル。
エリク・エリクソンのように年齢を基準にしたモデル。

2つ目は、「ハードステージ」。
ピアジェやコールバーグで、感情的なものを扱っていないモデル。

3つ目は、「ソフトステージ」。
レヴィンジャー、キーガン、ペリー、ギリガン、ファウラーのように感情的な側面も考慮しているモデル。

4つ目は、「マイクロステージ」。
こちらはスキルの領域を扱っているもの。

組み合わせる

上記2種類を組み合わせてみると、おそらく以下のようなことが言えるだろう。

マイクロステージは、移行構造。
営業スキル、デザインのスキル、何にしても、だいたいは移行する。

エピジェネティックは、年齢的で変わるという点で移行構造。

ハードとソフトは、それぞれ何を扱っているかによって移行か恒久か異なる。
ほとんどが移行でありながら、認知のように基本となる構造が恒久になる。

書いてみて思うことは、自己感覚として、あらゆるスキルが移行なのはしっくりくるが、
以外に恒久構造が多いのではないかと思う。

このあたりは、ウィルバーの書籍を鵜呑みにせず、ウィルバーの読んできた書籍をなぞるかのよう各専門書をあたっていきたい。

2021年7月6日の日記より

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