時刻23時50分。
伊丹の家に戻ってきた。
誰もいない静かな空間。精神と時の部屋のようだ。
しばらく実家にいて、両親とはいえ他者と暮らす自分と、一人で暮らす自分がこれほどまでに違うのかと思う。
関係性の中に生きていることを感じる。
自分ひとりの力で！と思わなくなったのは、この関係性の中にあることをつくづく感じているようになったからだろう。
何かを所有したり、守ったり、蓄積するという概念自体が変わりつつある。
さて、今年必ずやりたかったことが両親と山登りだった。調整して、行く日がいよいよ再来週に迫ってきた。
久しぶりに昔使ってた山登り用の靴やウェアやバックを取り出した。山登りに関する情報収集も随分した。
私の気持ちが想像に高まっている。昔以上に山や両親への思いが強くなっていることを忘れず残しておきたい。
2021年10月10日の日記より
