今関わっているゼミの課題図書となる「クリエイティブ・マインドセット」を読み始めた。
手にとった際、恐ろしいことに慢心な自分が少しいる。
まだこんな自分がいるのかと思うと笑けてくる。
「はいはい、デザイン思考ね。ビジネススクールでもグループワークしたりしてやりました。IDEOのケースもやりましたよ。こういうフレームワークや事例がくるんでしょ。」
なんて言う自分がいる。
いや〜恐ろしい。
カート・フィッシャー先生がいうように、能力にもフラクタル構造があり、点線面立体を繰り返して成長していく。
私のデザイン思考は立体なんて到底持っていない。
それに自分で気付いていて、自分の創造性に自信がなく、その自信がないゆえに傷つきたくないから、わかってる風を装いたい。
だから慢心な自分がいる。
そんなことを本を手に取り感じ、これではいけないと思い深呼吸する。
最近自分のコーチングでも、「わかった気にならない」これを特に意識している。
自分の知見、経験、全部横において、まずはリラックスして感じる。
ここ2年くらい本の読み方が随分変わり、時間をじっくりかける読み方になってきた。
さらにここに、コーチングで意識しているロジャーズの受容、共感、一致を本に対してもいれていく。
やってみると、これまで以上にビジュアル化していく感覚がある。もっと知りたい、もうちょっと教えてってなるから、これまで以上に細部にもペンも走る。
この没入感。染み入ってくる感じ。この感覚を大事にしたい。
そして、節目節目で、読み切ったタイミングで著者に問う。「つまり一言でいうと?」
自分1人で言いながら、その章の見出しにいって、こういうことね。と理解する。
ここで、他の理論とつなげたりもしていく。
色々理論とつなげたり、自分の考えはわかるが、まずは先に感じる。どんな見慣れたものでも、新しいものとして感じる。これ日常の中から大切にしたい。
2021年1月10日の日記より
2021年1月13日