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日記「あじわい」

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今日は生まれてはじめて、秋吉台と秋芳洞にきた。

サファリパークに夢中になり、結果的にあまりじっくり見れなかったところもあるが、まだまだじっくり楽しめそうで、何度も訪れてみたい。

サファリパークはそれはそれで楽しい。

虎やチーターやハイエナも穏やかに過ごしているのを見ると、環境がいかにその生命に影響を与えているのかがわかる。

人間という生き物も、環境から受ける要因は大きく、今私たちが過ごしている環境と違う環境だとどうなっているのだろうか。本来の人間の可能性はもっとあるのかもしれない。

そんなことを思いながら、秋吉台にうつる。日本最大規模のカルストとあって、総面積93km2。一面に広がる台地はそれはもう圧巻だった。

秋吉台の一面は、もののけ姫の最後のシーンを彷彿させてくれた。

季節柄、写真でみたことあるような緑一面ではなく、枯れ草色で広がっていたが、それはそれで美しい景色。

トレッキングもあるようで、今回のようなドライブだけではなく、じっくりこの身体とともに、体感してみたい。

その後、秋芳洞に入ると、これまでいくつか入ったことある鍾乳洞とは比べ物にならない大きな規模の洞窟で驚いた。

1つ1つが見どころで、中でも百枚皿と名付けられたところは、100ほど皿状になった石灰岩が広がっていた。この自然による造形美には本当に感動した。

3億年以上かけて生み出されたことを思うと、言葉にならない。

月並みかもしれないが、自然の神秘さに触れる機会は本当に重要だと思う。

自然の崇高さから抱く感情は、自分の治癒してくれ、謙虚さを思い出させてくれ、自分が小さく感じながらも楽になれる不思議な感覚になる。

今クライアントで仏教に精通している友人がいる。彼もジャーナリングをはじめて、毎日私に送ってくれているのが、彼のジャーナリングを思い出す。

自分という概念にこだわっているのは自分で、自分視点は足蹴にするくらいでちょうどいい。

偶然自分という身体で生まれてきているが、どんな人も生き物も平等に存在している。自分だけを贔屓にする必要などない。

何か行き詰まったときは、頭の中にこの景色を思い浮かべてみたい。

2021年2月某日
2021年2月25日公開

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