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日記「あじわい」

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組織の発達段階と個人の発達段階の関係性#206

先程、とあるメンバーと対話していて、組織の発達段階と個人の発達段階の関係性について話題に上がった。

ここに、今私が感じること綴っておきたい。

あくまで、私からみた関係性についての話である。

ティール型組織というのは、その中にいるメンバーが全員高い発達段階かといえばそうではない。

たとえば、私が今いくつかの企業に関わらせていただいているが、自律分散型組織で、多様な発達段階がいるにも関わらず、メンバー全員が自律的に働けている。

それは、たとえアンバーだろうが、オレンジだろうが、それぞれの発達段階で「自律」というものに取り組んでいる。

企業を1つの生命体のように捉えるということさえも、その概念は誰でも理解でき、アンバーだろうがオレンジだろうがそのような概念のもと働いている。

では、段階によって何が違うのかというと、その認知・意味付けといった解像度や体現度合いが異なる。

ゆえに、組織の発達段階が高いことと、メンバーの発達段階は一致はしない。

だが、その組織の仕組みそのものは、それを生み出す人の発達段階が大きく影響している。

というのも、自分から生み出されるものはすべて、その人の発達段階に立脚した産物だからだ。

経営に対する考え方、組織に対する考え方も例外ではない。

したがって、メンバー全員が高次の発達ではないが、経営者は確実にティール段階以上である。

そうでなければ、すべての人が健全に自律的になる仕組みを生み出せることはできない。

こう書くと、経営者が高ければ、ほかは多様でも大丈夫と捉えれるかもしれないが、より厳密にいうと、集合意識がより重要になっているように思う。

Aプロジェクト、A部署、Aチームなんでもいいのだが、数名のチームで動く際の、そのチームの集合的な意識が高ければ、自然と個人が引っ張られる。

運用上はここの集合意識も外せぬと思っている。

2021年7月8日の日記

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