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日記「あじわい」

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より大きなシステムとして捉える意識をもつ#321

時刻は23時58分。

今しがた、新幹線で九州から関西へ帰ってきた。

新幹線の中で、とある動画学習していて、面白い見解があった。

人をどう捉えるかで、支援のあり方が変わる。心理学者がもつ人間観も、ある種時代のパラダイムに支配されている。フロイトはメタファーとして蒸気機関車。薪が燃えるかのような情動があり、認知科学はマシンのように捉える。現代の発達科学は生態系のように捉えている。

人間がつくり出すものは、その人間の意識の産物なのだとするならば、心理学もサイコセラピーもその1つである。

もちろん、フロイトの流派も時代を経て進化してきているので、あくまで当時のということだろうが、研究者そのものの意識段階や、所属する組織、社会がどういう意識段階にあるかも大きな影響があるのだろう。

アカデミックな世界にも、実際のところ研究の予算がとれるかといったことも、市場や政治の影響を受けている。

そう思うと、科学は決して価値中立的ではない。

こうやって書いていくと、もっと政治、経済、国際情勢、地理的、歴史的など、多面的にみて、大きなシステムとしてどう影響しあっているのかを、理解していくことの重要さを感じる。

そういう時間を大事にしていきたい。

2021年10月31日の日記より

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