時刻は23時50分。
今日は発達理論マスターコースの第3回だった。
今残っているのは、発達理論では欠かせないコンテンツとストラクチャーの話。
高尚な言葉、哲学的な言葉を使っていれば、高い知性のように感じるが、その言葉自体は別に誰でも使えるわけである。ネットが普及した今は特に。
しかし、重要なのはストラクチャー。それをどれほど豊かに認知できているか。ここを見抜いて始めて高度な知性かどうかがわかる。
優れた思考力は、どんどん抽象化できるようになっていく。
こう思うと、私の知性はたかがしれているとつくづく感じる。笑
たとえば、多くの哲学者は、極めて高度な思考力をもっている。
構造主義の生みの親、民俗学のレヴィ=ストロースは、構造言語学に触れ、言語自体の成り立つ構造と同じものが、文化にもあると洞察した。
抽象化して物事を考え、言語と文化という全く異なるものに共通項がある、そんな思考が信じられない。。。
思考の発達の流れは、カートフィッシャーのダイナミックスキル理論で描かれる点・線・面・立体のフラクタル構造がわかりやすい。
新たな点に出会うために、全くことなるものに触れることは大事だが、その際、これまでのものと、新たなもので、何が同じで、何が違うのか、そんな思考が回らなければ深い洞察は増えない。
むやみやたらに本を読んでも、さほど力にならない。
もう少しゆっくりと、点・線・面・立体を意識して思考を深めていきたいと改めて思う。
2021年11月19日の日記より