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日記「あじわい」

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ソーシャルソリダリティサークル(SSC)を体験して #43

先日から、U理論コミュニティからお誘いいただき、ソーシャルソリダリティサークル(SSC)を仲間と体験させていただき、本日2回目の実施だった。

SSCは、オットーシャーマー博士が2020年3月からGAIA(グローバルな意図と行動の活性化)というプログラム内で推奨されたもので、GAIAの土壌を共に開拓するような場らしい。

SSCのガイドは1.0〜4.0まであるようで、今回はまだ1.0。

4人グループでやっていて、2回目だが面白い変化を感じる。

プロセス自体はこのような形。
・瞑想
・1人ずつ個人の状況シェア
・ミラーリング(個人の状況を聴いて内面に起こることをシェア)
・ミラーリングを経て、立ち上がってくる考えをシェア
・ジャーナリング

改めてこの構成がよくできている。

ポイントは、グループが全体の鏡となって、それ通じて自分の中に起こるものを感じること。

今日やってみて思うのは、ここには内面を映す「三面鏡のような鏡」がある感覚。

私の話をした後、他3人それぞれに独自の鏡として、映し出されるものを見る(他者が自分の話を同じように感じて聞いて、他者からシェアされるもの)と、自分では気付かないことが多い。

たとえば、今日私はとあることをやりたくないと言っているのに、嬉しそうに話をしていると返ってきた。

別の1人は、嬉しいそうに話をするから、それは本当はやりたくて、それ以外の別に嫌なところがある感じと返ってきた。

自分自身では、内省して考えがあるために、その鏡に映るもの(他者からのシェア)は、「いやそうではない」と思う自分がいる一方で、「おもしろい。もしかしたらそういう点もあるのか?」という自分がうまれ、別の観点で探求しにいく感覚がある。

SSCには、グループで鏡になるという点に、面白さがありそうだ。

というのも、鏡というのは、色んな心理療法で似たものがある。

ロジャーズが、他者との関わりの中で、自分を受容して、ひとりになっていく感覚を、クライアント中心療法で展開し、それが多くのカウンセリングのあり方にも影響している。

この文脈を大事にしているコーチやカウンセラーなら、鏡になって対応してくれるだろう。

複数人も、サイコドラマの中で、ミラーという役割で、自己を客観的にみることができる。

他にも鏡というものは多くの心理療法であるが、参加者全員がミラーになるというのは初めての経験だった。
私にとってはそこが、SSCの面白さがそこに感じているのだろう。

一方、これはこのメンバーが重要で、グループ全体としてどれほど深く潜れるかはメンバー間の関係性やそのメンバー個々人の探求度合いによりそう。

まだ2回ではあるが、今後さらに関係性が深くなっていき、グループ全体の鏡も変わっていきそうな気がする。

今後どうなっていくか楽しみだ。

2021年1月25日の日記より
2021年1月26日

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