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日記「あじわい」

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前野隆司さんのシステム理論をベースとした4つの思考法と発達理論の関係性#96

前野隆司さんの著書「思考脳力のつくり方」を読み終えた。

途中の感じたことを以前のジャーナルでも書いたが、
アカデミックを重視しても、論理や科学は人間が作り上げた仮説体系にすぎないという認識#84
システム思考の限界点と複雑系科学の重要性#83

システム思考の本かと思えば、これはシステム思考を1つの軸に展開される前野さんならではの「思考の発達モデル」といえるだろう。

発達理論の本ではないが、成人発達理論やインテグラル理論に関心のある人間にとっては、
非常に面白い本となっている。

発達モデルは以下の4ステップ
ステップ1 要素還元思考
ステップ2 システム思考
ステップ3 ポスト・システム思考
ステップ4 システム思想

この4つの思考法とウィルバーの意識構造との関連性を少し綴ってみたい。

ホロン(含んで超える)

まず、この4つは、ホロンで構成されている。
過去を否定するものでもなく、部分としてその良さを活かしながらも
それを越えたものも大事にする。

前野さん流には、現実での思考割合も、
ステップ1 要素還元思考 が 40%
ステップ2 システム思考 が 30%
ステップ3 ポスト・システム思考 が 20%
ステップ4 システム思想 が 10%
と、ステップ1の重要性も述べている。

4つの思考と発達段階

こちらが、4つの思考のまとめの図。

画像1

これらと発達段階はどうだろうか。

そもそもの思想が違うので、一緒にまとめることがおかしいことでもあるのだが、あえて関連付けるとすると、

要素還元思考は、論理的、分析的な世界理解からオレンジ段階に対応しているだろう。

システム思考は、システムとして捉えるところから、とれる視点が多くなる点でも、グリーン段階に対応している。

ポストシステム思考は、二項対立の解消あたりから、ティール段階に対応している。

システム思想は、あらゆる境界を超越する、システムは自己であり同時に自己でないことがわかるという点から、ターコイズ段階に対応している。

第5章には、実践問題集として、前野さんなりに、仕事、結婚、お金、死、それぞれの捉え方を4つの思考別で認識を述べており、このあたりは特に勉強になる。

私自身も、コーチングを軸に、ポストコーチング、コーチング思想といったものを考えてみたい。

2021年3月8日の日記より
2021年3月20日

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