時刻は19時。
今日は珍しくカフェでMTGをし、自転車で家に帰宅。
まさかのカバンが開いていて、財布を落としてしまっていた。
雨の中、再び自転車で通ってきた道を戻る。
先ほどまで雨が冷たいとか思っていた感覚は消え、財布を探すことに一心。
捜索結果も虚しく、とりあえず誰かが拾ってくれることを祈り、交番へ行ったら、なんともう財布が届けられていた。
よく思えば、3年ほど前にもこの伊丹で財布を落として、交番に届けていただいていた。
心優しき方がいらっしゃるものだなと、心から思った。
紛失届の手続きしていると、別の方が交番に入ってきた。
「財布拾いまして」
どれだけ財布が届けられるんだと思いながら、思わず、
「私この財布落としてもので、その財布ではないのですが、落とした身として代りに言わせてください。ありがとうございます。」
と言葉がでた。笑
届けている方も、喜んでいた。
本当にこの伊丹の方々に感謝で、人の優しさに触れる日だった。
もっとこの地域のためにもという気持ちが出てきたが、今書きながら、そういえば最近、仕事の休憩がてら、散歩するのたびにゴミがあると拾うという行為を密かにしていた。笑
それも一度拾うと他のも気になりとまらなくなる。これは地域のためでもあるのだが、拾うと自分の心がスッキリするから自分のためでもあった。
先ほど、財布を届けてくれた方の顔をみても、届ける方も嬉しく、届けられる方も嬉しく、何やってても嬉しいものだなと思う。
「情けは人のためならず」と、巡り巡って自分に返ってくるというが、実はその行為単体が、すでにGive and Take両方を満たしているもので、二分されたものではないと思う。
この日記も、私のためであるが、誰かのためになっていれば嬉しく思う。
2021年4月29日の日記より
2021年4月30日