Journaling

日記「あじわい」

Journalingトップ

財布を落とす#137

時刻は19時。

今日は珍しくカフェでMTGをし、自転車で家に帰宅。
まさかのカバンが開いていて、財布を落としてしまっていた。

雨の中、再び自転車で通ってきた道を戻る。

先ほどまで雨が冷たいとか思っていた感覚は消え、財布を探すことに一心。

捜索結果も虚しく、とりあえず誰かが拾ってくれることを祈り、交番へ行ったら、なんともう財布が届けられていた。

よく思えば、3年ほど前にもこの伊丹で財布を落として、交番に届けていただいていた。

心優しき方がいらっしゃるものだなと、心から思った。

紛失届の手続きしていると、別の方が交番に入ってきた。

「財布拾いまして」

どれだけ財布が届けられるんだと思いながら、思わず、

「私この財布落としてもので、その財布ではないのですが、落とした身として代りに言わせてください。ありがとうございます。」
と言葉がでた。笑

届けている方も、喜んでいた。

本当にこの伊丹の方々に感謝で、人の優しさに触れる日だった。

もっとこの地域のためにもという気持ちが出てきたが、今書きながら、そういえば最近、仕事の休憩がてら、散歩するのたびにゴミがあると拾うという行為を密かにしていた。笑

それも一度拾うと他のも気になりとまらなくなる。これは地域のためでもあるのだが、拾うと自分の心がスッキリするから自分のためでもあった。

先ほど、財布を届けてくれた方の顔をみても、届ける方も嬉しく、届けられる方も嬉しく、何やってても嬉しいものだなと思う。

「情けは人のためならず」と、巡り巡って自分に返ってくるというが、実はその行為単体が、すでにGive and Take両方を満たしているもので、二分されたものではないと思う。

この日記も、私のためであるが、誰かのためになっていれば嬉しく思う。

2021年4月29日の日記より
2021年4月30日

アーカイブ

LOADING...