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日記「あじわい」

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エールから届いたお便りプロジェクトを読んで#138

今日ポストに、エールからお便りが届いていた。

エールの中に関わっているので、この取り組みは知っていたが、いざ一サポーターとして、このお便りが届いた時に、とてつもなく感動した。

手書きでメッセージが書かれていて嬉しくて、心が温かくなった。

エールに関わるクライアント、サポーター、エバンジェリスト、アルムナイなど、500名を超える数がいるにも関わらず、一人ひとりに個別手書きのメッセージ。

一人7分かかっても3500分。約60時間。。。
このペーパーレスの時代に。

これを一企業の意思決定として、はたしてできるかなと本当に思う。

とれる視点の広さ(パースペクティブテイキング)、時間の長さはもちろんのこと、自分たちの世界観を深く深く感じなければ、体現できない。

でも、ここにエールの魅力がつまってる。
だから自然と人が集まってくる。

このお便りの素敵なところは、手書きだけではない。

細かいことだけど、このお便りに書かれているクライアントやサポーターからの声は、ポジティブな声だけじゃなくてちゃんとネガティブな声や数値も載っている。

一人の人間が弱みも含めてありのままの姿を見せるように、法人という生命体も、ありのままの姿を見せてくれる。

だから、逆に手伝いましょうか?という反応になったり、改善させていく成長の姿も見ててください、というのが伝わってくる。

本当にこういうところも含めて、素敵に思う。

エール社内のSlackで、このプロジェクトを通じて、一人ひとりへメッセージを書くことで、以下のようなこと感じたと書かれていた。

(ほんの一部抜粋)

・1人のことを、たかが7分。されど7分。我々はそんなに1人のことを考えられているかな

・1人1人に、エールに関わっている表面的な情報だけでもたくさんあるし、その人の人生全体を見たら、皆個々で全く違う素敵なストーリーがある

・私個人が1万人のサポーターのストーリーを、背景を、人生を知るのは難しいけど、でも、受け手から見て、人生を知ってくれている人が何人もこのサポーターのコミュニティにはいるよって状態は、仕組みで作り上げたい(知っているし、知られていることもに自分で認識できている)

・そして、この場で人生みたいなものを知っている人が何人もいて、ありのまま、あるがまま、自分らしさが出せている状態でありつつ、それがこのサポーターの中だけでなく社会の中で出せるような状態になっていく、そんな仕組みを作りたいなあ(まだ社会にありのままを出せていない人に関しては)

事業が拡大していくにつれ、一人ひとりの実存をとらえることは難しくなる。ビジネス上数字でみたり、セグメントして考えたりすることもある。

それでも、自分のできる範囲で、一人ひとりの実存を大切にしたいし、そういう世の中になっていくことを仕組みとして作り上げたい。

私自身が微力ながら、エールの中に入って関わっている理由はまさにここにある。

コーチとして一人の方と深く関わるのは、とてもやりがいのある一方、私個人の人生全体でみても関われる方は限られている。
であれば、社会の仕組みとして、つくっていきたい。

そんな大切な思いを再び強く思い出させてくれる機会でもあった。

2021年4月28日の日記より
2021年5月1日

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