今、JMAMさん主催のインテグラル理論、成人発達理論関係のセミナーに参加した。
コンテンツそのものも非常に学びになったが、その内容ではなく、そこから感じたことをいくつか残してみたい。
CONTENTS
(1)日本関心度合いの高まり
まず私の関心は参加者数にあった。
おそらくこれほどオールスターが集まる連続講座はあまりない。
今日単体の参加者は60名ほど。アーカイブのみの人もいるだろうから100名?くらいはいるのだろうか。
妥当なラインではあるが、ここ数年これだけ書籍が出たことから、私の期待としてはもう少し多くの人が来てほしいと感じるのが正直なところだった。
(2)すべての発言が何かしらに立脚している
今日の発言をきくと、すべて何かしらに立脚していることをつくづく感じる。
1つの問い自体に対する回答も、色んな観点があるわけだが、それに答える内容は、今その瞬間の意識から生まれている。
たとえば、ここ最近の加藤さんは経済学や神学の関心があるために、その観点での発言が多い。
鈴木さん自身も、今日の参加者や今の日本の状況をみて、あえて発達に対するアンチテーゼを言っている意図が見受けられる。
参加者からの問い1つとっても、同様のことがいえる。
これ自体、私自身がこれまで以上に、発言内容ではなく、その裏側を広く深く認識できるようになっていることを感じる。
(3)探求方法へのシフト
一方、私も自身の探求として邦訳書籍や論文では限界があることから英語書籍に当たることがようやく増えてきたフェーズに入り、いよいよ本格的にそちらへシフトしていく必要性を感じた。
今日の講座は終始いつもの興奮よりかは、いたって冷静な自分がいた。
それは、インテグラル理論や発達理論に関していえば、特に鈴木さんや加藤さんが2大巨頭であり、自分がいかにお二人方強い影響を受けていたことを冷静に感じた。
1年前加藤さんに言われたことであるが、それは非常に限定的なものである。
ゆえに、もっというと心理学の探求そのものも、日本ではない場所へと移してみたい。
あるいは日本の中でなら、あえてこれらから距離をとることをしたい。
それは、私がもう鈴木さんや加藤さんから学べることはないとか、そういう横柄なものではない。
もちろんお二人の奥深い叡智に触れさせていただけることは本当に有り難いことで、可能な範囲で引き続きご一緒させていただきたい。
だが、感謝の気持ちに応え、自分なりの使命感からそろそろ探求方法を変えて行く必要性を感じる。
それを薄々は感じつつあったのだが、今日で強く感じることとなった。
2021年7月17日の日記より